◆青函トンネル地震防災(歪計)メンテナンス◆

関東CE部

青函トンネルは全長53,85q、海底部は23,3q
で海峡中央部では海面下約240mのトンネルで
ある。
地震防災システムは警報地震計、UrEDAS、流
量計の他にトンネル工事で難航した4箇所の断層
の覆行部に歪計、気圧計、温湿度計を設置・計
測しています。
断層監視地点は下図に示すように16,21,30,33q
に円周(14台)、軸方向(7台)4断層で合計
84台の歪量が中央処理(函館CTC、JR総研)
装置に送られモニターされています

※(財)鉄道総研 地震防災部資料より抜粋

〈1988年3月〉
開業前の設置工事から青函トンネル
地震防災システムとして運用されてる
今日までトンネル断面の歪量の変動
を(海峡の潮汐現象も含め)年間通
してとらえています。強地震時は指令

により1/100秒サンプリングで動的なデータも収録されます。当社では本坑ト
ンネル各断層部に設置されている歪計・気圧計・温湿度計と作業坑道にあ
る地震ハット室内の歪監視装置の点検・校正を年/回1週間に渡り実施して
おり、今後もトンネル安全のため業務を遂行してまいります。